保育士を辞めたいと考える理由として、保育園に夏休みがないという問題が挙げられています。そこで、保育士の夏休み事情について、保育士の声を聞きながら実態をまとめました。
私の勤め先は保育園ですが、年末休暇は数日ほどあるものの、そもそも「夏休み」というものが存在していません。ただし、家庭保育協力日や有給休暇があるので、他の保育士の業務と調整しながら、自分なりに有休を取ったり、お互いにローテーションを組んで休んだりしています。
※参照元:Yahoo!知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12147015202)
私の経験ですが、保育園で夏休みが設定されているところはほとんどないと思います。有給休暇はあるものの、実際は滅多に休めません。既婚者で子持ちの保育士であれば、自分が親としてイベントへ参加する時は有休を取得していますが、独身の保育士であれば厳しいというのが実際だと思います。
※参照元:Yahoo!知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12147015202)
保育園は、家庭での保育が難しい園児を預かって世話をする施設です。そんな保育園が長期の夏休みを取得してしまうと、それぞれの家庭が困ってしまうので、保育士が夏休みを取るということもできません。有休については、使えるかどうかはそれぞれの園に余裕があるかないかで決まるでしょう。
※参照元:Yahoo!知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12147015202)
それぞれの親御さんが、育児とか家事とか仕事に追われて、気持ちに余裕がなくなってしまうことは理解できます。でも、朝早くから夜遅くまで園児を預かって、自分の休日も夏休みも返上でみんなのためにがんばって、それなのに保育士を悪く言われたり保育士にきつく当たる意見を見たりすると、とても悲しくなります。
※参照元:Twitter(https://twitter.com/4LHmglRC0t13jYY/status/1290986965769129984)
保育園は、各家庭での保育に欠ける子どもにとって、プロの手できちんと保育を受けられる施設です。そのため、保育園が夏休みを取ってしまうと、その間の子どもへの保育が不充分になってしまう可能性が高まります。
また、各家庭で保護者が休みを取れる日もばらばらで、結果的にほとんど年中無休で開所している保育園も少なくありません。
保育園の規模が大きくて、十分な人数の保育士を確保できていれば、それぞれにローテーションを組んだり休みのタイミングを調整したりすることで、保育士ごとに夏休みを取れるかも知れません。しかし、保育士の数が足りておらず、そもそも有休取得さえ難しいような環境であれば、夏休みとしてまとまった日数を休むことはさらに難しくなるでしょう。
家庭保育協力日は、できるだけ各家庭で子どもを保育してくださいと、それぞれの保護者へお願いする日です。家庭保育協力日をいつに設定しているのかは保育園によって異なりますが、家庭保育協力日を活用することで保育園を休園できたり、預かる園児の数を減らしたりできるため、保育士にも休む余裕が生まれやすくなります。
有給休暇は労働者として正式に認められている権利であり、原則として保育士が有給休暇の取得を申請すれば、雇用者である保育園は断ることができません。しかし、実際は有休を使おうとしても、園の行事があったり他の保育士の理解が得られなかったりと、なかなか思い通りに休めない可能性もあります。そのため、自分一人で考えるのでなく、周りの保育士と協力しながら、有休取得のタイミングを相談しておくことも大切です。
そもそも保育園に余裕がなく、保育士が休みを申し出られるような状態でなければ、有給休暇も夏休みも満足に取ることはできません。そのため、より良い条件の保育園へ転職を考えることも1つの方法です。
ただし、大規模保育園だからといって、きちんと夏休みが用意されているとは限らず、転職前に実際の雇用条件について冷静に確認しておくことが欠かせません。
関連ページ
引用元HP:株式会社メディフェア公式HP(http://medifare.jp/)
メディフェアは、長く働きづらいと思われている保育士の過酷な就業環境を改善するべく、さまざまな面を見直すことで待遇を良くし、保育士の皆さんが楽しく働くことのできる環境を目指しています。