保育士をやめたいと思う理由として、パート勤務ならではの悩みや苦労を抱えていることも少なくないようです。そこで、このページではパート保育士ならではの不満や解決策について、実際にパートとして保育所で働く人の声を参考にしながら解説しています。
保育所でパート勤務の保育士として保育補助の立場で働いていますが、自分がどのように振る舞うのがベストなのか分からず、毎日の業務を辛く感じています。パートは担任でないから、どこまで自分の考えを発言して良いのか分からず、子どもたちと過ごす時間も限られていてなかなか信頼関係を築けていません。勤務時間が短いために休憩がなく、他の保育士さんと話したり相談したりというタイミングもありません。いつまで経っても実習生のような気分で、今後もこのまま続けていくのかと考えればやめたくなってしまいます。
参照元:Yahoo!知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12174039862)
パートの保育士として勤務しています。ベテランの先生や正職員が子どもたちへ声かけをして誘導し、私はそのサポートをするという感じですが、どこまで踏み込んで働けば良いのか未だに分からず悩むことも少なくありません。何をすれば良いのかいちいち聞くことはできないし、かといって良かれと思って行動しても、勝手なことをしないでと言われることもあり、結局は指示待ち人間になっています。上の先生方と考えが違う時も、パートの立場で主張できるはずもなく、理不尽だと思いながら笑顔で「分かりました」と応えているのがとても辛いです。
参照元:Yahoo!知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12174039862)
保育園でパートとして働く40代の女性です。仕事内容は主に雑用で、たまにクラスで他の先生方の補助もしますが、実際に私がやることはあまりありません。正職員の皆さんはきちんとした方々で、パートにも礼儀正しく接してくれます。そのため、自分はきっとパート保育士として恵まれているのだろうと思う反面、自分が何の役に立っているのだろうかと思うと虚しくなってしまいます。
参照元:Yahoo!知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10214902090)
育児が落ち着いたので、資格を取って週4回保育園でパートとして働いています。まだ働きはじめて3週間ですが、職場ではトイレに行けず、座る暇もないほど仕事がハードです。子どもに関わる仕事はとても楽しいですが、職場の人間関係がとてもつらいです。担任の先生は私に対してだけ態度が違います。焦って勤め先を決めたことを、いつも後悔しています。せめて1年は頑張りたいのですが、本当に心が悲鳴を上げています。
参照元:ウィメンズパーク(https://women.benesse.ne.jp/forum/zboca040?CONTENTS_ID=01040301&MESSAGE_ID=956140&SEARCH=no)
40代のパート保育士です。今年から新任の保育士とクラスを持っていますが、自分の仕事プラス新任保育士のフォロー対応が重なって、毎日ヘトヘトになっています。もちろん新任ですから、最初から仕事がすべてできるわけではないので仕方がないとは思っています。ですが私はパートなので、どんなに頑張っても昇給や賞与はありません。来年継続雇用されるかも分かりません。園の運動会と自分の子どもの行事が重なっても、他の先生に迷惑がかかってしまうため休めません。本音は自分の子どもを優先したいです。毎日ハードかつ待遇面にも不満がある中で、なぜ自分の子どもよりも仕事を優先させないといけないか分からなくなっています。
参照元:ヤフー知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14190314919)
パートとして働いている保育士さんは、基本的に正職員として働いている保育士さんのサポートが仕事内容となっていますが、そのためにどうしても正職員とパートとの間で上下関係が発生しやすくなってしまいます。
正職員であってもパートであってもお互いに敬意を持って仕事に取り組めれば良いものの、実際はパートという立場を考えて仕事のやり方に不満があっても口に出さなかったり、他の保育士からの理不尽な指示に従わなければならなかったりと、パート保育士さんが耐えていることも少なくないようです。
正職員との関係が良好でも、毎日ずっと雑用ばかりを続けていると、仕事に対するやりがいや意欲を失ってしまうこともあるでしょう。
子どもが好きで、子どもの世話をしたいと考えても、正職員の保育士さんが真面目に働いていれば、パートの保育士さんは積極的に子どもへ関わる機会が少なくなり、トイレの付き添いや遊具の片付けといった雑用ばかりということもあります。
パート勤務のメリットとして、自分のペースで働きやすいという点が挙げられますが、園の事情によって思いがけず長く働かなければならないケースもあります。また、時給制で働くパート保育士では、給与面での不満も多く、安い給料で大変な仕事を押しつけられていると感じればやめたくなって当然です。
その他、自分も子どもを育てているパート保育士さんにとって、季節ごとのイベントなどで園の仕事が忙しくなってしまい、子どものイベントに参加できないという問題も無視できません。
どうしても終わらない業務は自宅に持ち帰って行うことも少なくありません。業務内でできない作業を正職員の保育士同様、パート保育士さんが請け負うことも。例えば行事で使用する衣装、ちょっとした小物など、年間通してたくさんの制作作業があります。
元々子育てや家庭の事情で時短勤務をしているにもかかわらず、持ち帰り仕事が日常化してしまえば元も子もありません。
とはいえ園内の可愛い装飾や行事の衣装は、子ども達の保育園時代を彩る大切な思い出の一つ。手を抜けず、仕事とプライベートのバランスで悩む方も多いようです。
保護者からみれば、保育園にいる先生は正職員・パート関係なく皆「保育士」です。
保護者から子どもの様子を詳しく聞かれることもよくあります。スムーズに答えられればいいですが、勤務時間によってはすべての子どもと関わらないケースもあり、上手く答えられない瞬間もあるはずです。
ですが、保護者にパート勤務である事情が伝えられていない場合、答えられないことで保護者からの不信感を持たれることも。
保護者との関係がギクシャクし、最終的には辞めてしまうというパート保育士さんも珍しくありません。
業界の慢性的な人手不足もあり、パート保育士さんがクラス担任を任されることも珍しくありません。そうなると責任の比重は正職員とほとんど差がなく、自ずと仕事量が増えてしまいます。
パート保育士として時短勤務を選択しているが故に、勤務時間内で仕事をこなすためにかなりの無理が生じてしまう場合も。
責任が大きい立場を避けるため、あえてパート勤務を選んでいるという方も少なくないでしょう。それほどの重責を担うため、体調や心のバランスを崩してしまうことも珍しくないようです。
パート保育士が正職員へ遠慮をするように、正職員の保育士さんもまたパートさんへどう接して良いか分からず、結果的にあまり関わらないように距離を置いているという場合もあります。
むしろ普段から積極的に話しかけていくことでお互いの理解が深まって、仕事をしやすくなったり、大切な役割を任せてもらえたりするようになるかも知れません。
どんな雑用であっても、園や子どもの保育環境を守るために大切な仕事です。むしろ、パート保育士が雑用をしっかりこなすからこそ、他の保育士さんが子どもの世話に集中できる環境が整います。
とはいえ、それでも仕事に対してやりがいを感じられなくなった時は、園長先生や主任へ相談することも必要です。
最初に聞いていた勤務時間や働き方と、実際の業務内容が異なるといったケースも珍しくありません。パートとしてのワークスタイルを希望する人にとって、仕事とプライベートのバランスを保つことは重要なので、不満や疑問があれば園長先生や上司へ相談することが必要です。
また、政府の「働き方改革」によって同一労働・同一賃金が定められており、パートだからと明らかに待遇を悪くする保育施設であれば、新しい環境を探すことも1つの方法といえます。
まずは希望する働き方をより具体的にイメージしましょう。働くうえで自分が重視することが具体的になっていないと、どの職場に行ってもミスマッチを起こしてしまいます。例えば週に何回働くのか、曜日・時間帯・出勤時間を左右されることを踏まえてどこで働くかなどです。
また、仕事内容についても「できる・できない」のラインを明確にしておくと判断しやすいでしょう。もちろんすべて希望通りにというわけにはいきませんが、希望の求人であるかを見極めるための重要な指標になります。
希望する働き方のイメージが固まってきたら、実際に求人サイトで絞り込みを行います。的確に絞り込むには、業種ならではの絞り込み項目が設けられた保育士専門の求人サイトが効率的です。
保育園と一口に言っても、認可保育園をはじめ、認定こども園・企業内保育園・託児所など多種多様です。情報を集めながら、理想の働き方に近い求人をピックアップしましょう。
目ぼしい求人が見つかったからと言って、実際の園を確認せずにすぐ応募するのは避けましょう。
実際に足を運び、子ども達や働く先生の雰囲気をみることで、求人要項とのギャップがないかを確認します。できれば園に見学を申し込んで、普段の様子を肌で感じるのがいいでしょう。先生同士の接し方や子どもの様子などを、自分が働いているイメージを持って観察します。
実際に働いている保育士に質問をしてみるのも、その園について知る良い方法です。日頃の対応や考え方を垣間見ることができ、自分との相性もチェックできるでしょう。
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引用元HP:株式会社メディフェア公式HP(http://medifare.jp/)
メディフェアは、長く働きづらいと思われている保育士の過酷な就業環境を改善するべく、さまざまな面を見直すことで待遇を良くし、保育士の皆さんが楽しく働くことのできる環境を目指しています。