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理由は様々ですが、あなたのように「保育士を辞めたい」と考える方は少なくありません。しかし、ほとんどの「辞めたい理由」は、環境の変化で改善できることばかり。あなたが本当に辞めたいのは「保育士」ではなく、「保育園」というあなたの職場ではないでしょうか?
「ほいくらぶ」編集部は、ライフイベントによる保育士の離職率が2011年の創業以来ほぼ0%の保育所を運営する株式会社メディフェアへ取材を敢行、保育士が辞めない環境について考えました。
保育士を辞めたいと思いつつも、「子どもと関わることが好きで仕事を辞められない」と悩む方は多いのではないでしょうか。一度は保育士を辞めようと考えたことがあるという、現役保育士のヒロミさんに、保育士をやめようと考えた理由やリアルな保育の現場について聞いてみました。
神奈川県の認可保育園に勤めて5年。中堅の保育士として、今年から18名の子ども達がいるクラスを1人で担当しているヒロミさん。過去には「保育士をやめたい」と決意したこともありましたが、なかなかやめられずにいます。
夏休みは3日…お金と休みが増えない現実
正直、仕事内容とお給料は全然見合ってないと思います。ただでさえ月々のお給料が少ないのに、残業代は一銭も出ません。お給料が増えないならお休みを増やしたいところですが、私の園の場合、その年の保育士の数によって有給休暇の取りやすさが変わります。保育士が少ないと、休みたくてもシフトを交代してもらえず休めない。保育士になって1年目のときは、1回しか有給休暇を取ることができませんでした。夏休みなんて3日間しかなくて…。朝から晩まで働いているのに、保育士のお給料とお休みって全然増えないんだ…と、落ち込みましたね。
一生に一度の機会を人手不足のせいで楽しめない同僚
子ども達は無邪気で可愛いのですが、やっぱりプライベートは充実させたいですね。保育園は人手不足でなかなか休めなくて…。後輩保育士の教育担当をしている同僚が結婚して、海外へ新婚旅行に行きたいと園長に長期休暇を相談したとき。普通だったら「行ってらっしゃい」で済む話が、「長期休みをとっている間に仕事を覚えていない後輩保育士が問題を起こしたらあなたのせいよ」と言われたそうです。仕事に責任を持たなければいけないのはわかりますが、そんなことを言われてしまったら一生に一度しかない機会も楽しめませんよね。同僚の話を聞いて、担当しているクラスの子ども達が卒園したら保育士を辞めてやる!って思っていました(笑)
子どもたちと向き合って保育ができないのは私のせい?
18人の子ども達の面倒を1人で見ているのですが、例えば誰か1人をトイレに連れて行くために、残り17人を放置せざるを得ない状況というのは当然あります。以前、たまたま同じ子で事故が2回続いてしまったことがありました。保護者の方からは、「うちの子だけ2回も事故が続くのは面倒をみてないからでしょ。もう先生を信用できない」と言われてしまい…。本当にショックでした。自分のミスではありますが、少人数のクラスだったらもっと子ども達の面倒をしっかり見れたのかなって。
それでも私が保育士を辞めなかったのは子ども達が好きだから
給料が少ない、休みが取れない、責任が重い…いろんな理由から保育士を辞めたいと考えました。OLになれたらかっこいいな~なんて思うこともありましたよ。でも結局私は保育士を辞めませんでした。どんなに待遇が悪くて嫌なことがあっても、やっぱり子ども達が可愛いので保育士の仕事は好きだなって思うんです。だから今も保育士をやめられずに、5年目を迎えてしまいました。もっと待遇が良い保育園があるなら教えてほしいのですが…。
「東京都保育士実態調査報告書(平成26年度3月発表)※」によると、保育士の退職理由は大きく分けて「給与・休暇」「人間関係」「人手不足」に対する不満となっています(※複数回答結果)。常に人手不足であるため、保育士一人あたりの仕事量が多いのにも関わらず、お給料が見合ってないと感じる保育士が全体の7割弱も。
子ども達を守らなければいけない仕事であるのに、人員が確保できていない状態で運営を継続することに対する不安の声も挙がっています。その他、職場の人間関係や福利厚生など、様々な「辞めたい」理由を体験談とともに調査しました。
※参照元:東京都保育士実態調査報告書(平成26年度3月発表)
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2014/04/documents/60o4s201.pdf
子どもが好きだからという気持ちで保育士を目指したにもかかわらず、保育園の規模や子どもの数に対して保育士が足りず、それぞれの子どもへ十分なケアをできないという環境に辛さやストレスを感じてしまい、結果的に保育士を続けようとする心が折れてしまう人も少なくないようです。
保育士として働く人のうち、およそ8割以上の人が持ち帰り仕事や残業を経験しているという調査結果がある一方、適正な残業代などを支払われているという人は2割にも届きません。サービス残業や持ち帰り仕事の多さは、保育士を辞めたいと考える大きな原因の1つになっています。
保育士を辞めたいと考える人のうち、半数以上が新卒採用の保育士であるというデータがあります。保育業界へ理想や夢を抱いて飛び込んだにもかかわらず、実際の労働環境や保育の仕事が思っていたものと大きく異なってしまえば、挫折してしまう理由になっても不思議ではありません。
ずっと子どもの目線で仕事をする保育士では、腰に負担がかかりやすくなるため、腰痛は保育士の職業病ともいわれています。腰痛は自然治癒する場合もありますが、業務内容が変わらない限り悪化していく恐れがあり、結果的に保育士を辞めたい理由になってしまうこともあるでしょう。
保育士にとって、子どもへ歌を聴かせたり一緒に歌ったりといった仕事は日常茶飯事です。しかし、音痴であるせいで歌うことに苦痛を感じたり、歌が下手なせいで保護者からの印象が悪くなったりと、歌が下手なことが業務上のストレスやトラブルの種になってしまうこともあります。
保育士は幼い子どもを預かるという、大きな責任を負う仕事であることに加えて、保護者からのクレームに対応しなければならないこともあり、精神的ストレスを抱えやすい仕事です。そのため、精神的ケアが適切にされていなければ、やがてうつ病を発症してしまうリスクもあります。
パート勤務の保育士として働く中で、正社員の保育士との間で人間関係がぎくしゃくしたり、やりがいを感じられなくなったりといったケースも考えられます。パート勤務として働く保育士の方々がどういうときに辞めたいと感じるのか、具体的にまとめていますので参考にしてください。
保育士に限らず、自宅から仕事場までの通勤手段や通勤時間は、仕事へのモチベーションやライフワークバランスを考える上で重要なポイントです。通勤にまつわる問題で保育士を辞めたいと苦しまないように、どのような点に注意すべきかしっかりと把握しておきましょう。
加配保育士とは、障がいを持っている園児を安全に保育できるよう、多方面でケアやサポートを行う保育士です。重要な仕事である一方、子どもの特性によってストレスを感じてしまうこともあり、まずは加配保育士がどのような仕事なのか、事前に正しく知っておくことが大切です。
雇用契約で年度途中での退職を禁止されていたり、忙しい時期に後任へ引き継ぎすることを申し訳なく感じたりと、年度途中で保育士を辞められないと思っている保育士も少なくありません。しかし自分にとって適切なタイミングを考えた結果、年度途中での退職が必要になることもあります。
保護者からのクレームは、保育士が仕事を辞めたいと考える理由の中でも、特に大きなものの1つです。特に、理不尽なクレームは保育士の心身を消耗させるため、園全体で一丸となって問題解決へ当たらなければなりません。そこで、保育士のクレームの実例や対策をまとめました。
保育園はそもそも各家庭で親が子どもを世話できない場合に、保育のプロとして子どもの世話を請け負う施設です。そのため、保育士が休むと子どもの世話が難しくなることもあり、夏休みなど長期の休暇をなかなか取りにくいといったことも、保育士の退職理由として挙げられます。
保育士として真面目に働いているにもかかわらず、なかなか仕事が上手くいかなくて、そのまま辞めたいと考えることもあるでしょう。そこで、仕事ができる保育士を目指すポイントをまとめましたので、日常の意識の中に取り入れて、仕事中のミスやトラブルを減らしていってください。
保育士は役職が少なく、給料が上がりにくい職種として問題視されていました。またサービス残業といったことも問題です。そこで行政も保育士の給料改善に取り組んでいますが、園や地域によっては賃金面で不満が募ることもあり、結果的に保育士を辞めたいと考えることもあり得ます。
労働に見合った報酬を得られていなかったり、プライベートの時間を仕事で失ったり、辛い思いを抱えながら保育士を続けている人も少なくありませんが、無理を続ければいずれ破綻します。そのため、保育士としての仕事の辛さを解消する方法についてあらかじめ検討しておきましょう。
保育士に限らず、職場の人間関係は労働者にとって大きなストレスの原因になります。また、特に保育士は同僚や上司だけでなく、保護者も相手にしなければならず、人間関係は特に重要な部分になります。保育士が人間関係の構築にどう気をつけるべきか、ぜひとも参考にしてください。
保育士をやめたいと考えていても、子ども達のことや施設の人員確保を気にして、結局、転職できない保育士の方もいることでしょう。しかし、いつまでも環境が改善しない職場にいては、保育の仕事自体が嫌いになってしまいます。
せっかく子どもが好きで保育士になったのであれば、保育士を諦めるのではなく「職場」を変えるべき。いくら我慢しても、あなたの望み通りに保育園の環境が変わることはありません。少し視野を広げて「保育士の環境を整えよう」と奮闘している保育の現場に目を向けてみませんか?
結婚や出産など、女性のライフイベントによる保育士の離職率が2011年の創業以来8年間ほぼ0%という、「保育士が辞めない保育所」を運営している株式会社メディフェア。どのような取り組みが保育士に支持されているのか、代表取締役 青木隆弥氏にお話を伺いました。この機会に、メディフェアが運営する「企業主導型保育所」についても理解を深めましょう。
株式会社メディフェア
代表取締役
青木 隆弥氏
企業主導型保育所は、男女問わず子育てと仕事を両立しやすい社会を目指すために内閣府が始めた、政府助成の事業所内保育所のことです。基本的に地方自治体が関知しないので、認可外保育所という扱いになりますが、設備基準は認可保育所と同じ。人員配置に至っては、認可保育所より企業主導型保育所の方が手厚く設定する必要があるため、保育士の負担が減り、子ども一人ひとりに向き合った保育が可能です。メディフェアは、企業主導型保育所と認可外の事業所内保育所を関東と九州を中心に全国各地で運営しています。
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STORY1
4年間保育の現場に入って感じた
「報われない」気持ち
メディフェアは、長崎県の小さな認可外保育施設からスタートした会社です。今でこそ経営者として腰を据えていますが、会社を創業してから4年間は私も保育の現場に入っていました。保育士の仕事はとにかく体力と精神力の勝負。一緒に働いて、大変さがよくわかりました。これほど体力的・精神的に大変な仕事なのに、業界全体的に待遇が手薄なことや残業代が支給されない、持ち帰り仕事があるなどの環境面を考えると「報われていないな」と思いましたね。そうした経験を経て、「保育士のためにもっと改善できることがあるのでは?」と繰り返してきたトライ&エラーの積み重ねでできたのが今のメディフェア。メディフェアが運営する事業所内保育所は、比較的小規模な体制であるため、手厚い保育ができることに魅力を感じて働く保育士も多いです。
STORY2
頑張ったら頑張った分だけ「ありがとう」の対価を出すのは当然
多くの保育士が抱える不満としてよく聞くのが、「仕事量に対するお給料の少なさ」。メディフェアでは、頑張っている人を正しく評価するために人事考課制度を取り入れ、基本給・賞与額のアップに活かしています。頑張った人には頑張った分だけ、「ありがとう」の対価を出すのは当然ではないでしょうか。
「頑張る」というのは、「長時間頑張る」とか「休みをとらずに頑張る」ということではありません。仕事はしっかりしてほしいですが、プライベートも充実させてほしい。メディフェアでは、年末年始やお盆などは休暇扱いになります。ただし、保育施設によっては忙しい時期と重なってしまうので、タイミングをずらして特別休暇として取得するよう指示しています。つい最近、海外旅行が趣味の従業員から「一週間海外旅行へ行きたい」と相談があったのですが、「いいんじゃない」と送り出しました。ただ、ツアーではなく一人で海外へ行くというので、それは心配だからやめてほしいといいましたが(笑)
STORY3
「助け合い」が
女性の社会進出を変える
「助け合い」を大切にするメディフェアならではの制度として、報奨制度があります。例えば、妊娠中の職員が体調不良等により決められたシフトに出勤ができなくなってしまった場合、代わりに出勤した保育士へ報奨金を出すというもの。報奨制度を初めて利用した職員は、とある保育所の施設長でした。当時、施設長は「周りの職員に申し訳ない」と報奨制度の利用を渋っていたのですが、私が「後輩が制度を利用しやすい環境を整えるために、上司であるあなたに率先して利用してほしい」とお願いしました。報奨制度を設けたことにより、シフト交代を依頼された側は引き受けやすく、依頼する側は頼みやすくなっています。
また、メディフェアの保育士は、産休・育休についても積極的に取得しています。結婚や出産は、いつか順番が回ってくるであろうイベント。「持ちつ持たれつ」の精神でお互いに支え合う。これがメディフェアの従業員たちです。どうしたら女性が長く働けるかを試行錯誤してきたからこそ、ライフイベント(結婚・妊娠・出産)による離職率0%という数字が実現できたのだと思います。
STORY4
保護者の方にも寄り添える、
そんな保育を続けていきたい
保護者の方に向き合うことも保育士の大切な役目。見た目だけではわかりませんが、送り迎えの際に、仕事と子育てを両立することに不安があふれて、玄関先で泣き出してしまうお母さんもいます。保育士として、子どもだけではなく保護者の方に対しても最大限のことを提供するのが、保育サービスのあるべき姿ではないでしょうか。
メディフェアの取り組みは決して美談ではありません。保護者の方や子ども達のために、挑戦と修正を繰り返してきた結果が今に繋がっています。これからも各家庭に対して寄り添いながら、より良いサービスを実現するために挑み続けていきたいと考えています。
保育の未来をつくるメディフェアはこんな会社です
メディフェアは、長く働きづらいと思われている保育士の過酷な就業環境を改善するべく、さまざまな面を見直し、待遇を良くするとともに楽しく働くことのできる環境を目指しています。
「保育士を辞める」という選択ではなく、「保育園を変える」という選択をしていきいきと働いている保育士がいます。なぜ保育士を辞めなかったのか、転職をして何が変わったのか、メディフェアの保育士に、保育士目線でのお話を伺ってみました。
お名前 | 八木 沙織先生 |
保育士歴 | 6年 |
出身地 | 長崎県 |
趣味 | バスケットボール |
メディフェアで働く保育士の沙織先生にインタビュー。定員が160名という大規模な保育園からメディフェアの小規模保育所へ転職した沙織先生。給与や昇給が減ってしまう心配はなかったのでしょうか。保育士の退職理由でもっとも多い「お金」に関するお話を伺いました。
お名前 | 土井 恵美先生 |
保育士歴 | 11年 |
出身地 | 長崎県 |
趣味 | 体を動かすこと |
メディフェアで働く恵美先生に残業についてインタビュー。子育てと仕事を両立している恵美先生は、保育所の働きやすさについてどのように感じているのでしょうか。また、保育所全体で残業をなくすために、職員同士で心掛けている「ある工夫」について教えていただきました。
お名前 | 前沢 愛先生 |
保育士歴 | 3年 |
出身地 | 栃木県 |
趣味 | 買い物、お掃除 |
メディフェアで働く保育士の愛先生にインタビュー。転職ストーリーとともに、メディフェアの家賃補助をはじめとした待遇についてもお話を伺っています。メディフェアへ転職したことにより、愛先生の生活はどのように変化したのでしょうか。
お名前 | 松本 智穂先生 |
保育士歴 | 18年 |
出身地 | 長崎県 |
趣味 | 編み物 |
メディフェアで働く保育士の智穂先生にインタビュー。保育士歴18年の智穂先生は、なぜ小規模保育所で働くことを決めたのでしょうか。そして、実際に小規模保育所で働いてみて何を感じたのか、詳しく伺いました。
お名前 | 近藤 梨沙先生 |
保育士歴 | 4年 |
出身地 | 長崎県 |
趣味 | 子どもと公園で遊ぶ |
メディフェアで働くパート勤務の梨沙先生にインタビュー。梨沙先生は、他の職員とどのようにコミュニケーションをとりながら、子ども達や保護者と向き合っているのでしょうか。また、どのようなときに「働いていて良かった」と感じるのか、伺いました。
人材不足といわれる保育士業界。スムーズかつ円満に退職するためにも、伝え方やタイミングを間違えないことが大切です。失敗しない転職のためのポイントを理解して、自分が理想とする保育施設へ転職しましょう。
辞めるタイミングとして、一番迷惑がかからないのは「3月末」。年度の途中で担任の先生が変わると、子ども達に不安を与えてしまいますよね。新卒の採用枠を調整する関係で、6月~10月頃には来年度の勤務希望を聞かれるケースが多いようです。迷惑をかけないよう、聞かれたタイミングでしっかりと退職の意思を伝えましょう。
保育園を円満に辞めたいのであれば、園が受け入れざるを得ない理由を提示しましょう。本当は「お給料が安い」「嫌いな上司がいる」など、ネガティブな理由があるかもしれません。しかし、保育士は他業種のように1ヵ月で退職できる職場ではないため、関係を悪化させる、引き留められる理由は使わないようにしましょう。
まず、先輩保育士の離職率に注目。働きやすい職場というのは、人がなかなか離れません。保育士を長く続けていきたいのであれば、お給料や有休などお休みについても要確認。保育士のやりがいを求めるなら、子どもと向き合える環境が整っているかも大切です。その保育園の方針が自分の考えに合っているのかを確認しておきましょう。
この先AIが発達しても「なくならない仕事」として注目されている保育士。働く女性が増えたことにより、需要が高まっているにもかかわらず、保育士の数は年々減少しています。そんな保育の未来に危機感を覚え、保育士の働き方について考えるメディアとして「ほいくらぶ」は誕生しました。このサイトを通して、保育士の皆さんが少しでも自分の希望に沿った働き方を見つけることができたらと願っています。