保育士から介護士への転職は、可能でしょうか?保育と介護は、ケアする相手が違うけれど仕事内容が似ていると言われています。保育士の資格があれば、介護福祉士の資格取得も免除される部分があります。保育士から介護士を目指すために、知っておきたいことを紹介します。
保育士は乳幼児の世話をし、その保護者と関わります。介護士は、高齢者や障害者の日常生活をサポートし、その家族と関わることもあります。
ケアの対象が、子どもか成人かで大きく異なりますが、生活に関わるサポートをするという面では似ているところも。保育士の経験があれば、即戦力となって働くことができます。
介護士とは介護業界で働くすべての人を差しており、資格がなくても介護士にはなれます。まずは介護助手や看護助手として勤務することができます。
しかし、介護業界にはさまざまな資格があり、資格があればキャリアアップも可能。資格の幅も広いので、介護業界のどの分野に進みたいかを自分で経験しながら模索することができます。
通常、介護福祉士の資格を取るには、実務経験3年以上を経て「実務書研修」を修了するか、福祉系の学校で学ぶ必要があります。
しかしながら、保育士の資格があれば一部の試験科目が免除されるなどの優遇措置を受けられます。保育士も介護福祉士も、福祉分野のプロですから、両方の資格を持っていれば、働き方の幅が広がりさまざまなメリットが生まれます。
介護士には無資格でもなれますが、介護業界の資格は「介護福祉士」「ケアマネージャー(介護支援専門員)」「介護事務」「レクリエーション介護士」「介護予防運動指導員」「福祉用具専門相談員」など、幅は広く、自分の進みたい方向へ進みやすいと言えます。
キャリアアップの選択肢が多く、生涯にわたってできる仕事と言えるでしょう。
介護職の場合、ケアをする相手は基本的に成人です。高齢者だけでなく、身体の不自由な障害者のケアをすることもあり、保育士より力仕事は多いと言えます。
お世話の対象が自分より年齢が上であり、ひとり一人違うため、人とのコミュニケーションは欠かせません。高齢者の場合は医療やリハビリとの連携も多くなってくるので、デリケートな部分もあります。
介護福祉士になるには、2年制以上の養成施設を卒業するか「実務経験3年以上+研修+試験合格」をしなければなりません。
保育士の資格があれば、一部免除されるため、養成学校なら1年でOK。費用は学校によりますが、1年間で100万円ほどかかります。
実技試験は免除となりますが、国家試験への合格は必須です。
・毎日やりがいを感じる仕事、介護士になって良かった!
前職に比べて給料は下がりましたが、毎日「やりがい」を感じながら働いています。働き始めた時は、入浴補助で失敗して、お年寄りの方に怒られたり、コミュニケーションでとまどったりしましたが、3ヶ月くらいから慣れてきました。
今後の目標は、介護福祉士の資格を取得することです。そうすれば、業務の幅も広がるし、もっと多くの方を助けられると思います。私が母にしてあげられなかったことを、日本中で困っている人にしていければと思っています。
※参照元:e介護転職(https://www.ekaigotenshoku.com/taiken/taiken1.html)
受験資格 | 指定された福祉系高校か養成施設を卒業、または3年以上の実務経験および「実務者研修」を修了 |
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受験科目 | 人間と社会、介護、こころとからだのしくみ、医療的ケア、総合問題 |
出題範囲 | 上記全般から |
受験手数料 | 15,300円 |
協会名 | 公益財団法人 社会福祉振興・試験センター |
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住所 | 東京都渋谷区渋谷1-5-6 |
電話番号 | 03-3486-7521 |
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引用元HP:株式会社メディフェア公式HP(http://medifare.jp/)
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