子どもが大好きな人にとって、保育士さんは憧れの職業かもしれません。でも実際の現場では”保育士を辞めたい”と感じている人も多いのではないでしょうか?ここでは、主任保育士ならではの悩みや現場の声、保育士を辞めたいと思っている人の体験談をふまえて、対策や解決できるアドバイスをまとめています。
主任保育士は、現場で実績を積まないとなれない役職です。現場の保育士の中でも一番上の立場なので、責任も重く、時には保育士に注意や指導もします。自分よりも年下や若い保育士、新人保育士であれば注意や指導もしやすいかもしれませんが、年上や先輩保育士には、伝え方に気を使うこともあります。保育士それぞれの方針も取り入れつつ、門が立たないように注意指導するなど、配慮に疲れてしまう主任保育士も多いようです。
主任保育士は役職がない保育士よりも手当がつきますが、責任が重い役職です。園内で発生したトラブルはもちろん、保護者の対応や他の保育士へのフォロウもします。保護者のクレームの窓口になるのも、主任の仕事です。園によって度合いは違うかもしれませんが、責任が重く悩んでしまったり、ストレスを感じたりという主任保育士もいるようです。 。
主任保育士は、担任をもちません。全てのクラスをフォロウします。園に在籍している生徒の特徴や性格を全員把握した上で、子どもに接しなければなりません。少し癖のある子どもへの対応にも注意が必要です。また、人間関係がうまくいかず、辞めたいという保育士もいます。主任は、そういった保育士へのフォロウもします。
知り合いの園長先生に誘われて、小規模な園の主任として働きはじめました。プライベートではとても仲が良く、旅行も一緒にいくほど。でも実際に働きはじめるとうまくいかなくなり…。園長は感情の起伏が激しく、自分の思うように動けないとイライラしてます。陰口も言う人で陰湿。職員わずか6名の職場ですが、この1年で5名が入れ替わり立ち替わりで退職しています。私が在籍して1年は園長の意思を尊重してきたつもりだったのですが…。
参照元:Yahoo!知恵袋(https://www.hoikushi-future.com/leavenursery/chief.html)
5年以上保育士経験のある職員が3人しかおらず、やりたくなかったけど、主任をやることに…。その後妊娠がわかり、園長先生に話をしたところ、”お給料をもらっているのだから、責務は果たすべきなのでは?”と言われてしまいました。人不足ですし、納得してるけど辛いです。何か意見を言うと”主任の仕事だから”と言われてしまって悩んでいます。
参照元:Yahoo!知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10230598525?sort=1&page=2)
主任保育士は、他の保育士のフォロウをしたり指導をしたりします。保護者と保育士の間に入ったりもします。他の保育士、保護者とは適度な距離を保つことも大切なことです。要望やクレームには真摯に対応しながらも、時にはひとりで悩まず、園長先生に相談してみてもよいでしょう。相手が保育士の場合は、 他の保育士の様子をみながらも、まずは担任の先生を信頼して、任せてみるのもひとつです。
主任保育士の仕事はとにかく量が多いため、事務作業など他の人に任せられることは、仕事をふりましょう。園だよりやイベント系の準備も、すべて引き受けず分担します。1日の仕事を書き出し、優先順位をつけましょう。イベント準備は、少し落ち着きのある夏休み期間中に下準備しておくといいかもしれません。
主任保育士は責任感のある仕事かもしれませんが、仕事は仕事です。プライベートな時間と仕事の時間をを混同させないように、切り替えできるようにしましょう。制作物を家に持ち帰らなくていいように、計画的に。行事のない時期に有給をとって、リフレッシュします。保育士と交代で休みをとって、園全体でオン・オフのスイッチを切り替えられるようにすると◎!人がいなくても休みは労働者の権利です。急な休みは困るので、遅くても1ヶ月前には伝えましょう。
どうしても主任保育士を辞めたいのであれば、転職を検討しましょう。保育士の仕事がしたいなら、違う園に一般保育士として転職するのも1つの方法です。”保育士”といっても、たくさんの経営スタイルの中から選べます。市立・私立だけでなく、企業内託児所の保育士の選択肢も考えてみましょう。企業内託児所の中には、社員として採用しているところもあります。福利厚生も充実しているため、仕事とプライベートの充実も期待できそうです。
主任保育士は、園になくてはならない存在です。引き止められる可能性が非常に高いでしょう。責任のある立場かもしれませんが、辞める権利はあります。伝えるタイミングや園内の雰囲気を考慮しつつ、退職計画を立てましょう。
具体的にいつまでに済ませるのか、カレンダーに記載しながら進めます。同時に転職活動を進める人もいますが、心身ともに疲れてしまっている場合、スピード感を求めず休みながらゆっくり活動してみるといいかもしれません。退職する最終日まで手を抜かず、順番にステップを踏みましょう。
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引用元HP:株式会社メディフェア公式HP(http://medifare.jp/)
メディフェアは、長く働きづらいと思われている保育士の過酷な就業環境を改善するべく、さまざまな面を見直すことで待遇を良くし、保育士の皆さんが楽しく働くことのできる環境を目指しています。