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迷惑がかからない保育士の「辞めどき」

保育士の転職はタイミングを見極めることが重要

転職のために保育士を辞めるタイミングは、本人が自由に決めることができますが、タイミングについて慎重かつ緻密に考えておくことは重要です。なぜなら、辞めるタイミングを間違えることによって、円満な退職ができなかったり、転職適齢期を逃したり、条件の良い転職先を見つけることができなかったりするからです。

ここではそうした点を踏まえ、保育士の辞めどきについて考えてみます。

辞めるタイミングが必要な理由

円満退職をするため

保育士を辞めるタイミングを考えることが必要な理由の一つは、円満退職をするためです。円満退職とは、今の保育園と友好的な関係を保ったまま、文字通り円満かつスムーズに退職することです。円満退職でなければ、同僚職員から批判されたり悪い噂を立てられるなど、辛い思いを経験する可能性があります。

例えば、何の相談や連絡もなくいきなり退職する意志を表明すれば、引継ぎを円滑に進めることができなくなり、園全体に迷惑がかかり反感を持たれてしまうでしょう。

逆にこうしたことを考えた上で、余裕を持って引継ぎができるタイミングで辞める意志を伝えれば、スムーズな引継ぎが可能になり反発を招くこともありません。ですから、円満退職するために辞めるタイミングを慎重に考えることはとても大切です。

転職適齢期を逃さないため

保育士の転職では転職適齢期がありますが、この転職適齢期を逃さないためにも、辞めるタイミングを考えることは重要です。

例えば、30代の女性保育士で小さな子どもがいる場合、採用担当者は子育ての関係で仕事を休む機会が多いかもしれないと考え、採用を見送る可能性が高いでしょう。この場合、30代の女性保育士は転職適齢期を逃したことになります。また、子育てが終わった保育士でも40代以上のベテラン保育士であれば、報酬を高くしなければならない、ベテランなだけに扱いづらいとネガティブに捉えられ、同じく採用を見送るかもしれません。

逆に、20代で体力があり小さな子供もいない保育士なら、長く勤務できる可能性が高いので、採用される確率が高まります。といった具合に、転職適齢期を考慮しながら辞めるタイミングを考えることは大切です。

給与・待遇の良い転職先を見つけるため

保育士を辞めるタイミングが重要な理由には、“給与・待遇の良い転職先を見つけるため”という意味もあります。

実は保育士業界では求人の質が高まりやすい時期というのがあり、それは夏頃から不足しがちな戦力の追加募集や、翌年4月の開園を前にしたオープニングスタッフの募集が行われる8月が好例ですが、この時期に提供される保育士求人の給与・待遇を含めた条件は、とても質が高い(条件が良い)といわれています。そしてこうした時期に転職活動を行い条件の良い求人に巡り合うことができれば、不安なく前向きな気持ちで辞めることができるでしょう。

このように、給与・待遇の良い転職先を見つけるためにも、辞めるタイミングを選ぶことは重要です。

保育士を辞めるタイミング

では、実際にいつどのタイミングで保育士を辞めたらいいのでしょうか。辞めるタイミングは個別の事情によってベストな時期が異なりますが、具体例を紹介しておきましょう。

保育士採用試験前

保育士を辞める時期として格好なタイミングの一つは、保育士採用試験前の6~7月頃です。実は保育業界では毎年7~9月頃に採用試験が行われており、それに向けて各保育所は6~7月の段階で新規採用者の人数を決めるべく、退職者の人数確認なども行っています。

従って、採用試験後に退職すれば園に迷惑をかけてしまうことになり、円満退職が難しくなりますが、採用試験前の6~7月に退職すれば、園の人事業務や再編成に支障をきたすことなく円満退職できます。

保育園のクラス編成をる前

園に迷惑をかけない形で辞めるタイミングとしては、クラス編成前の11~12月頃も適切なタイミングといえるでしょう。

なぜなら、保育士の配置を含めたクラス編成は翌年1~2月頃に行われるのが通例で、その時期に突然退職を表明すれば編成作業に支障をきたす恐れがありますが、逆にクラス編成前の11~12月頃の退職なら、園側としても余裕をもって対処することができるからです。

ただし、年度末に退職する場合はこの11~12月がギリギリのタイミングであることも知っておくといいでしょう。

ストレスで体調に影響が出ているとき

仕事の疲れ、職場における人間関係の悪化などでストレスが重なり、体調に支障をきたしている場合も、保育士の辞めどきになります。そのまま無理をして同じ職場で仕事を続ければ、心身共に悪化の一途をたどり、深刻な症状を招いてしまう可能性もあるからです。逆に思い切って退職する、あるいは転職すれば、心も体もリセットして心機一転することができるでしょう。

特に根が真面目な人はついつい無理をしてしまい、自分の体や心が追い詰められていることにも気づかないケースがあるので、少しでもストレスを感じたらそれをシグナルとして受け止め、退職について真剣に考えることをおすすめします。

退職したいとき

理由は明確じゃない、気持ちも漠然としている、でもとにかく退職したい…。そう思ったときも一つの辞めどきと捉えることができるでしょう。虫の知らせという言葉がある通り、はっきりした理由や根拠がなくても、ふと沸き起こった思いが核心を突いている場合もあるからです。

あるいは、辞めたい理由が自分の中でたくさんあり過ぎて、整理がついていないものの、退職したいという気持ちには揺るぎない確信を持っている場合もあります。いずれにせよ、退職したいと思ったら、気持ちを整理する意味も込めて、辞めることについて信頼できる人に相談したほうがいいでしょう。

退職のタイミングが合わないときの対処法

本人が退職したいと思っていても、タイミング合わないこともあります。ここではその事例と対処法について紹介します。

保育園に引き留められた場合

退職のタイミングが合わない典型的な例としては、保育園に引き留めらるという場合があります。これは特に人手不足の保育園にありがちですが、人員が減ることで業務が立ち行かなくなるのを恐れて、辞めたいと言っても辞めさせてくれないケースがあります。本人は辞めたい気持ちが強いのに、昇給や昇進を約束するなどと条件を出し、必死に慰留して食い下がろうとしている状況です。

このような場合の対処法としては、辞める理由を明確に伝えることが有効です。説明があいまいだと相手に漬け込まれ、強く反論できなくなり、気持ちを押し通すことができなくなります。しかしなぜ辞めるのか、明確に理由を伝えれば、保育園側も慰留は難しいと考えるでしょう。

相手も経営がかかっているため必死です。そうであれば、こちらも辞める理由と意志を明確にし、決然と対応する必要があります。

ストレス・体調不良ですぐに辞めたい場合

本人はストレスや体調不良で今すぐ辞めたいと思ってるのに、クラス編成が行われる直前や採用試験後など、状況的に退職できるタイミングじゃないという場合もあります。これもタイミングが合わない典型例ですが、どう対処したらいいでしょうか。

方法の一つは、現在の状況を正直に打ち明けることです。色々な理由でストレスが溜まっていること、体調にも支障をきたしていることなど、実情を話せば相手が理解を示してくれる場合もありますし、内容が深刻な状況であれば、嫌でも受け入れざるをえません。もし病院に通っていて診断書を用意できるなら、それを示すことによって退職しやすい状況を作ることもできるでしょう。

ともかく、ストレス・体調不良で辞めたい場合は、自分の現在の状況を正直に伝えるようにしてください。仮にその時に辞めさせてくれないとしても、次に退職するタイミングが訪れるまでの間、労働条件において優遇措置をとってくれるかもしれません。

円満退職の転職の準備は早めにしておこう

結局のところ、迷惑がかからない保育士の辞めどきは、円満退職ができるタイミングということになるでしょう。円満退職なら双方に禍根を残すことなく、友好的かつスムーズに辞めることができます。ただし、それを実現するためには、準備を早めにしておく必要があります。

引継ぎの問題を見て分かるとおり、退職希望者の準備が遅いと、その分保育園側に負担をかけてしまうことになり、退職しにくい状況を生んでしまうからです。他にも、クラス編成前や採用試験前、年度末など、退職するのにベストなタイミングというのがあり、その好機を逃してしまうと、やはり退職しづらくなります。

従って、保育士の転職で円満退職する場合は、辞めどきの最適なタイミングを見極めると同時に、早めに準備を行うことを心掛けましょう。

取材協力
メディフェアHP

引用元HP:株式会社メディフェア公式HP(http://medifare.jp/)

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