保育士8年目を迎え、「やめたい」と考えている人に向けて、仕事をやめたいときに考えるべきことをご紹介します。
これまでかなりの経験を積んできた8年目の保育士でも「やめたい」と感じることはあります。まずはどんなことが理由となっているのかを見ていくことにしましょう。
保育士8年目を迎え、結婚や出産のタイミングが訪れる人もいるでしょう。中には、結婚相手の仕事の都合でやめざるを得ない場合もありますが、多くの人がこのようなタイミングを迎えると仕事を続けるか・やめるか悩むことになります。
特に出産のタイミングを迎えた人の場合は、産休や育休をとったものの、うまく復帰ができるかどうかわからなかったり、職場復帰をしたものの、子どもの都合で早退やお休みをすることが多くなって周りの目が気になったり、生活自体が忙しすぎて精神的にも体力的にも追い詰められてしまうこともあるようです。
職場によっては、低賃金で昇給も見込めないこともあるでしょう。保育士をやめた人の経験談を見てみると「バイトの方が稼げる」とコメントしている場合も。自分の生活設計がままならないほどに低賃金であるために、新しい職場を求めて今の仕事をやめたいと考える場合もあります。
保育士は非常に忙しい仕事です。子どもを預かっている時間だけではなく、そのほかの時間にも多くの仕事をこなす必要がありますから、場合によっては休日を仕事の時間にあてる場合も。こうなるとプライベートの時間が大幅に減ることになるため、趣味などに没頭する時間が全く取れないことにもなります。
忙しさに加えて、大切な子どもを預かっているというプレッシャーから、精神的にも追い詰められてしまうというケースも見られます。
同僚や上司との人間関係がうまくいかない場合にも仕事をやめたいと感じてしまいます。関係が良好ではない場合には、仕事にも差し障りが出てくることもあり、大きなストレスに繋がるためです。女性が多い職場ということもあり、人間関係で悩んでしまう人も少なくないようです。
保育士の仕事をやめたいと感じたら、まずは「自分はなぜ保育士をやめたいのか」を考えみましょう。やめたい理由が明確になることで、本当に自分はやめるべきなのか、解決方法はないのかを冷静に考えられるようになります。
また、やめたい理由だけではなく、自分の中でどんなことを優先したいのかという「優先順位」を考えることも必要。優先順位を守るために、場合によっては仕事を辞める必要が出てくるかもしれませんし、このまま続けても自分が大切にしたいことを守れることもあるでしょう。
さらに、「このまま続けたらどんなメリットがあるか」を考えることも、これから仕事を続けるかどうかの判断材料になります。
保育士を8年間続けてきたことで培ってきた多くの経験を生かして、さらに上のポジションを目指すこともできるはずですし、後輩保育士の手本となることもできるかもしれません。
周りの先輩などに相談して改善方法がないかを探っても良いでしょう。意外と同じような壁を乗り越えてきた人も多いはずですから、どのように対応したか聞くことで解決に繋がる可能性もあります。
また、「保育士をやめた場合にはどんなメリットがあるか」も考えてみてください。例えば他にもっと良い条件の職場を探せる、新しい環境に飛び込める、プライベートの時間をもっとたくさん持つことができるといったメリットがあるかもしれません。
仕事を続けた時とやめた時、それぞれのメリットをとことん考えた上で、最終的な判断をしましょう。
では、ほかの保育士は「やめたい」と感じたときにどのように対応しているのでしょうか。
やはり、多いのが「周りに相談をした」という声。同僚や同じ仕事をしている仲間、時には上司に相談することもあるかもしれません。これまでと異なる視点を持つことにより、解決の糸口が見つかったり励まされるなどして、保育士を続けようと感じた人が多いようです。
このように、「やめたい」と悩んだら、自分だけで考えずに、少し視点を変えられるように動くことも大切です。
保育士8年目を迎えたタイミングで「仕事をやめたい」と考える理由や、そんな時に考えてみたいことをご紹介してきました。まずは冷静になって自分がやめたいと思う理由を考えること。そしてその理由は改善できるものなのかを考えたり、周りに相談することで自ずと答えは出るでしょう。
まずは、自分一人で抱え込まないようにするということが大切なのかもしれません。
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引用元HP:株式会社メディフェア公式HP(http://medifare.jp/)
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