長年保育士を務めて9年目。このタイミングでやめたいと感じる人はどんな悩みを抱えているのでしょうか。
保育士9年目を迎え、「やめたい」と思っている人はどんな悩みを抱えているのでしょうか。その理由はさまざまなものが考えられますが、例として4つのケースをご紹介します。
保育士は非常に忙しい仕事です。日中は子どもたちの対応、そのあとは次の日の準備や行事の計画など、こなさなければならない仕事が山のようにあり、その日のうちに仕事を終わらせられない場合も。
そうなると、必然的に残業や休日に仕事をしなければならず、家に持ち帰って仕事をしている人も多いようです。このような状況が長年続いていると、プライベートの時間もあまり取れず、ストレスが溜まってしまいます。
女性が多い職場ということもあり、保育園では人間関係で悩む保育士の人も多いようです。仕事上だけでもうまくつきあればいいのかもしれませんが、一度こじれてしまうとどうしても仕事に影響が出てくることも。毎日顔を合わせている人との関係が悪いと、非常にストレスを感じてしまうため、仕事をやめてしまいたいと考える人も多くいます。
保育士9年目とはいえ、さまざまな保護者に対応するのは一苦労です。本当に些細なことでさえ、クレームとなってしまうケースもあり、日々かかってくる電話や実際に来園した保護者への対応に苦慮することも少なくありません。その子どもがいるクラスを担当している限り、保護者との関係は避けることができませんから、日々対応しているうちに精神的に追い詰められることがあるようです。
特に地方の保育所や保育園については、あまり給料が高くないことがあるようです。そのため、「こんなに働いているのに給料はこれだけ?」と感じてしまうこともあるでしょう。学生時代の友人などと話している時に差を感じてしまうと、より自分が今おかれている状況に不満を感じてしまうこともあります。
「やめたい」と思った時にすぐに辞めるのは簡単です。でも、これからのことを考えると、しっかりと自分がなせやめたいのかを考えた上で判断することが大切。
どうしてやめたいのかが明確になることで、解決法も見つかるかもしれませんし、本当自分が大切にしたいと思っているのは仕事なのか、それともそのほかのことなのかを見つめ直すこともできるでしょう。
なぜやめたいのかを考えたら、自分の中では仕事を優先したいのか、それともプライベートなどほかのことを優先したいのかを考えてみてください。そうすることで、自ずとこれから先はどうしたら良いのか答えが出てくるはずです。
保育士9年目ともなると、かなり経験も積んでいることから自分が理想とする保育も行えるようになっているのではないでしょうか。経験から考えても、辞めるのは勿体無いと言わざるを得ません。やめるよりも続ける方がメリットが大きい場合も大いにあるはずです。
そこで、自分がやめたいと思っている理由について、なんらかの改善をすることは可能なのかを考えてみましょう。そこで解決できるものであれば、今後も仕事を続けていく自信が出てくるはずです。
また、1年・3年・5年先の上司や先輩がどんな風に日頃動いているのかを改めて見てみることも勉強になりますし、また新しい視点を得ることができるかもしれませんし、この「新しい視点」が解決に繋がる可能性もあります。
また、続けることについてのメリットも考えたら、逆にやめた場合のメリットを考えて、比較することも必要。
例えば今までの経験を生かして別の職場に移ったり、もっと自分の時間を持つことを考えてみてもいいでしょう。その上で、辞める方がメリットが大きいと感じたら、今後後悔をしないためにも退職という決断をする必要があるかもしれません。
やはり、やめたいと感じた時には周りの人に相談をした、という声が多いようです。9年目ともなると、先輩保育士はかなりのベテランの人が多いでしょうから、明確な答えを得られるでしょう。
自分一人で考えていても、いい結論が出ない場合も多くあります。ですから、まずは違う視点を取り入れてみること。このことで、今後も保育士を続けていこう、という考えを持てる場合もあるようです。
この記事では、保育士9年目の人が「仕事をやめたい」と感じる理由や、その時に考えてみて欲しいことをご紹介してきました。「やめたい」と感じた時にすぐにやめてしまうことは簡単ですが、それでは後悔をしてしまうこともあるかもしれません。ぜひ、一度立ち止まって、保育士を続けるためにはどうしたら良いのかを考えてみることをおすすめします。
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引用元HP:株式会社メディフェア公式HP(http://medifare.jp/)
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