保育補助の仕事を辞めたい

保育園にとって縁の下の力持ちとも言える保育補助の仕事。保育士からは頼りになる存在ですが、保育補助の仕事は楽しいことばかりではありません。そのため、続けているうちに辞めたいと感じる方も少なくありません。

ただ、辞めたい理由とその対策方法がわかれば、保育補助としての悩みを解決に導けるかもしれません。

保育補助の仕事内容と辞めたい理由

ここでは保育補助の仕事内容と辞めたい理由についてお伝えしていきます。

子どもと関わる機会が少ないケース

保育補助は、ほとんどの場合正職員としてよりもパートとして働くケースが多く、資格や経験がなくても働ける職場があります。おもちゃの準備や片付け・園内の消毒作業・食事の補助など、保育士の手が回らない業務を担当することがメインとなります。中には子どもと関わる機会が最小限に抑えられる保育園も。

資格を持たないので仕方がない部分もありますが、思った以上に子どもと関われないことで、仕事がつらいと感じる方も多いようです。

上下関係を押し付けられる

保育施設によっては、職種による上下関係が明確になっている場所もあります。トップは常勤保育士、その次がパート保育士、その下に保育補助というようなランク付けが「暗黙の了解」として決まっていると、人間関係にも大きく悪影響を及ぼすでしょう。

そして、掃除や事前準備など、仕事内容が保育士と異なると考えてしまうことでの差を、強く感じてしまう場合も多いようです。人間関係のトラブルに加え、保育園特有の突発的な仕事の積み重ねがストレスとなって、仕事がつらくなってしまうのは無理もないでしょう。

保育補助を辞めたいと悩む人の声

労働環境がきつい

保育士養成校に通いながら、保育補助のアルバイトをしている20歳です。早く現場を体験したいと思い、近くの認可保育園でアルバイトしています。

人手不足のためか1日の勤務時間が長めです。個人的に時間が長い分には構わないのですが、休憩時間が取れなかったり、保育士の配置基準を満たしていなかったりして、働きながら不安を感じています。

無資格の私が、ここまで保育業務に携わっていいのかと思うようなこともありました。保育士同士の揉め事も絶えず、毎月1人ずつ人が辞めていきます。

私も限界を感じ、退職の相談をしましたが、就業規則で3ヶ月後までは辞められないとのこと。正直、次の出勤を考えるだけで、めまいや吐き気で体が動かなくなる状態です。

※参照元:ヤフー知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12208917802?__ysp=5L%2Bd6IKy6KOc5YqpIOi%2BnuOCgeOBn%2BOBhA%3D%3D

もっと子どもと触れ合いたい

保育士試験に受かり、1ヶ月ほど保育補助として働いています。今働いている園からは「フリー保育士」での採用と説明を受けて入社。就業の際に仕事内容の説明をきちんと確認できていなかった私が悪いのですが、実情は子どもとの関わりがほとんどない雑用でした。

再度園に確認したところ、今の雇用形態は保育補助という立場のようです。どんな仕事でも下積みは必要なのは理解しています。ですが、一念発起して3年かかって取得した資格を、活せず悔しいです。

保育業務を中心に働きたいという気持ちがあり、もっと子どもたちと触れ合いたいと思う気持ちが、日に日に強くなっています。

同時に初めて勤めた保育園を、こんなにすぐ辞めてしまってもいいものかと、自分自身が情けないです。

※参照元:ヤフー知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13146766503?__ysp=5L%2Bd6IKy6KOc5YqpIOi%2BnuOCgeOBn%2BOBhA%3D%3D

保育補助を辞めたいと思った時の対処法

保育補助を辞めたいと思った時、どんな対処法があるでしょうか。前向きに保育補助に取り組みたい方に向けた方法を解説していきます。

保育士との関係が悪い場合

保育士業務は想像以上の責務がのしかかります。あなたが苦手な保育士さんは、余裕を失っているかもしれません。そもそもコミュニケーション不足だと感じる場合は、こちらから声をかけるのも手です。

例えば、保育に関することの疑問を質問することは、コミュニケーションのきっかけになります。

また、あなたが保育補助の立場であっても、保育に真剣な気持ちを持っていることが伝えられ、相手の見る目が変わる可能性も。コミュニケーションが増えると自ずと関係性が好転する場合が多いので、話ができる関係性であれば試してみる価値はありますよ。

仕事量が多く大変な場合

突発的に細かい仕事を頼まれる環境は、ストレスの多い働き方とも言えます。先回りして業務をこなせれば、ある程度仕事をコントロールでき、心理的な負担が軽くなるでしょう。

不慣れな間は、保育士からの指示がないと判断がつかない場合も多いですが、ある程度慣れてくれば自分で段取りを作って仕事をすることも可能になります。

一歩先を読んで仕事をし、保育士の仕事を楽にできれば、小さな積み重ねで信頼関係が生まれるもの。保育士や保育園にとってあなたがかけがえのない存在になることで、自身にとっても、大きなやりがいに繋がるはずです。

職場環境が原因の場合

色々試したものの、やはり環境が合わないなら他の保育園に移るのは前向きな判断です。

保育補助の仕事内容や待遇は、保育園によって異なります。ご自身の求める働き方をよく検討して保育園を選べれば、今お持ちの悩みを解決出来るかもしれません。

子どもが好き・諦めたくないという気持ちがあるのであれば、自分に合う職場を探して再スタートを切りましょう。

みんなが保育士を辞めたい理由
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