保育士から転職するときに視覚や経験を活かすなら、児童福祉施設(施設福祉士)になるという選択肢があります。保育園や幼稚園ではなく児童福祉施設で働く施設福祉士の仕事内容や、必要な資格など気になる情報を紹介していきます。
施設保育士は、児童福祉法における児童福祉施設で働いて子どもたちの生活や自立を支援します。法律で定められた児童福祉施設は14か所ありますが、そこから保育所を除いた13か所が施設保育士の勤務場所となります。
施設保育士は働く施設によって異なりますが、主な内容としては入浴や睡眠、着替え、食事の補助、生活必需品の購入、行事や遊び・社会参加活動の準備や支援など子どもたちの日常生活の補助です。生活習慣や集団生活を送るためのルールを教え、掃除や洗濯も行います。
児童福祉施設は幼児だけでなく幅広い年齢の子どもがいるため、思春期の子どもたちへの対応も求められます。保育者としてだけでなく、保護者としての役割も担うのです。
児童福祉施設(施設保育士)になるためには、保育士資格が必要となります。保育士資格があれば追加で取得しなければいけない資格はありません。ただ、児童福祉施設で働く特性上、心のケアに関する知識や専門資格があると良いでしょう。具体的な資格としては、保健児童ソーシャルワーカーや幼児安全法支援員などがありますが、セミナーへ参加したり児童心理学・カウンセリングについて学んだりするのもオススメです。
乳児院や児童養護施設では昼夜問わず子どもたちのお世話をすることになるため、24時間体制の勤務になることも多くなっています。
施設保育士は保育士資格があれば出来る仕事ですが、子どもと接するにあたり生活指導やカウンセリングといった資格を取得すると役立ちます。
これらの資格を取得することによって、スキルアップが図れるでしょう。
児童福祉施設(施設保育士)は子どもたちの生活全般を支援する仕事であり、24時間体制で勤務にあたることになります。シフト通りの勤務でも、仕事時間が固定ではないため不規則な生活になってしまいます。夜間や土日・祝日の出勤もあり、体力的に厳しいのはもちろん、休みが取れないような環境で働いている方もいます。
保護者の代わりとしての役割があり、子どもたちの人生を左右するやりがいがある一方で大きな責任を伴います。また、生活全般に関わるため業務範囲が広い点も大変です。
児童福祉施設(施設保育士)になるためには、保育士資格が必要不可欠です。また、虐待児や障害児の支援を行うため、1人ひとりとしっかり向き合う忍耐力や包容力、寛容さが求められます。コミュニケーションスキルはもちろん、根気強さも必要となります。
看護師や児童指導員などとの連携も求められます。
※保育園から児童福祉施設(施設保育士)へ転職した方の体験談です。
皆さんがよくイメージされているのは、結構重い子だったりダウン症の子などの目に見える障害をお持ちの方を想像してしまうと思うんです。でも、もっともっと軽度の子もいますし、一般の小学校に通われていて通いづらさを感じながらも、一生懸命他の子たちと一緒に生活している子もたくさんいます。
本当に私も入ってみて、イメージと全く違ったので心配いらないと思います。他の子と何も変わらない可愛さがあるよ、と知ってもらいたいですね。
※参照元:児童発達支援放課後等ディサービスわかば先輩インタビュー( https://www.wakabano-mori.com/senior3/)
該当する情報はありません。
協会名 | 社会福祉法人日本保育協会 |
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電話番号 | 03-3222-2111 |
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引用元HP:株式会社メディフェア公式HP(http://medifare.jp/)
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