有休も育休も産休も休めない

働き方改革もあって、有休を推奨する社会の流れになっていますが、保育士の業界はまだまだ休めない・休みづらい環境にあるようです。保育士の休み事情について、ほいくらぶは独自アンケートを実施。結果をまとめました。(※独自アンケート期間2019/4/15~2019/4/30)

休めずに保育士を辞めたいと考えている人は28.3%

仕事量の多さやお給料の低さだけでなく、有休や産休・育休がとれず、「休めない」から辞めたいと感じている保育士は28.3%という結果に(※複数回答結果)。辞めたいと考えている人の理由の中で給与の低さ、仕事量の多さ、人間関係に続き、4番目に多い理由となりました。

ほいくらぶのひとこと

しっかり休めるからこそ、日ごろの業務にも精力的に取り組むことができるはず。子どもと一緒に走り回り、子どもを抱っこし、時間を見つけては事務作業と、多くの仕事を抱えている保育士だからこそ、ゆっくり休める日を確実に取りたいですね。

産休や育休はしっかりとれた?その後の職場復帰は?

産休や育休をとれたのは42.5%

産休や育休を充分な期間とれたと感じている人は全体の42.5%と、半数に満たない結果となりました。40%程度は「わからない」と回答しているため、これから産休や育休を取得する機会がある保育士の方も多いよう。いいえと答えた人は17%となりました。

約1割が職場復帰をしていない

「職場復帰ができたか」についての質問に対しては、「はい」と答えた人が49.1%と半数弱、「いいえ」と答えた人が9.4%となりました。(職場復帰を経験していない、「わからない」と回答したは41.5%。)職場復帰はできても時短勤務が難しかったり、子どもが熱を出しても駆けつけづらい保育園もまだまだ多いようです。

保育園は、育児をしながら働く両親をサポートするための場所。保育士の仕事と家庭の両立も全力で応援してほしいものですね。

休めない・休みがとりづらかったエピソード

有休や産休・育休など休暇について、休みないと感じたエピソードについて伺いました。

象のアイコン

人手不足なので、産前に体調不良になっても誰も配慮してくれなかった。子どもの学校行事であれば休める雰囲気になっているので、子どもがいないと逆に有休をとることができない…。

ライオンのアイコン

産休、育休が1年なので、とても短く感じます。復帰したとしても、子どもの突然の発熱でさえ代わりの保育士がいないために帰れません。自分が休むと、その分出勤するスタッフに負担をかけてしまうため、希望した日に休みをとりづらいです。

クマのアイコン

休むことは可能だが、その際に理由を伝えることが必須なので、プライベートな休みはとれない。免許の更新や病院といったどうしても必要なときにだけ休める。環境的に「え?休むの?」という雰囲気ではある。

うさぎのアイコン

身内に不幸があっても、それが行事と重なるときなどは休みづらい。たとえ休んでも、後日休む必要があったのかと責められるような環境だった。有休どころか、週に2日あるはずの休みも隔週で出勤なので、普段の休みすら削られている。

ブタのアイコン

年度末や年度初めに産休や育休が重ならないよう、妊娠の時期すら考慮しなければいけない。有休も、平日は取らないといったような暗黙の了解がある。気軽には休めないうえに、休むとその分の仕事を誰かが引き継いでくれるわけではないので丸々溜まってしまい、とても大変。

アンケートの結果見てわかるのは、表面上は「休みが取れる」としていても、職場の「雰囲気」や「暗黙の了解」によって休めない環境が作られてしまっていること。仕儀とを休むと、保育園に迷惑がかかると考える保育士が多いようです。

ほいくらぶのひとこと

保育園に大切にしてほしいのは、お互い様と助け合いの心。子どもたちの見本となる大人が率先して、助け合う姿を見せていきたいものですね。

保育士の離職率がほぼ0%の保育所に話を聞きました

休めないと感じている保育士

保育士が必ずしも休めない仕事というわけではなく、休みづらい環境をつくり上げているのは「職場」ではないでしょうか。上司が休みやすい雰囲気をつくることで、保育士も休みをとりやすくなりますし、保育士同士がお互いに助け合うことが大切です。

2011年の創業以来、女性のライフイベントによる保育士の離職率をほぼ0%に抑えているのが、企業主導型保育所を運営するメディフェア。保育士同士、助け合うことを大切にしているメディフェアでは、誰かが休む代わりに出勤した人に報奨金を出しています。報奨金制度を取り入れたことにより、仕事を変わりに引き受けやすい、休みたい本人も仕事を頼みやすい環境をつくることに成功しました。会社からの感謝の気持ちを形にした制度であり、結果的にみんなで支え合おうという雰囲気を作り出すことにつながったのです。

制度を設けても、使えなければ意味がありません。メディフェアでは、保育士が気兼ねなく制度を活用できるよう、施設長から報奨金制度を率先して使い始めました。こうした、上に立つ人の思いやりから始まった制度により、出産や育児に対する優しい目を育て、今では育休復帰率100%という数字につながっているのです。

本当に休みを取ることができているのか、メディフェアで働くパートの保育補助さんにお話を伺ってみました。

メディフェアの保育士さんに聞いた
「パートのホンネ」

取材協力
メディフェアHP

引用元HP:株式会社メディフェア公式HP(http://medifare.jp/)

メディフェアは、長く働きづらいと思われている保育士の過酷な就業環境を改善するべく、さまざまな面を見直すことで待遇を良くし、保育士の皆さんが楽しく働くことのできる環境を目指しています。

  • 年収例:413万円~
  • 賞与年2回、月給の3.9~5カ月分支給
  • 週休2日制、有給休暇(6ヵ月継続勤務後10日付与)
  • 東京都・長崎県を中心に全国各地で保育所を展開

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