多くの経験を積んだ保育士7年目でも、やめたいと感じることがあるでしょう。そんな時考えて欲しいことをご紹介します。
保育士7年目は、かなり多くの経験も積んでいる時期。人によっては役職がつく場合もあるかもしれません。でも、この時期にもやめたいと考える人がいるのも事実。どんな悩みを抱えているのでしょうか。
就職して7年目ともなると、結婚や出産など人生の転機とも言えるタイミングを迎える人も多いでしょう。この時期は、自分が仕事を続けるべきか辞めるべきか悩む人が非常に多くなります。
特に出産を迎えた場合には、産休や育休をとったものの、そこから復帰すべきかどうか考えてしまう人も多いようです。また、実際に育休から復帰したものの、これまでの生活サイクルとは全く異なるものになりますから精神的・体力的に続かなかったり、周りからの厳しい目を受けてしまうこともあります。
保育士経験を積むと、仕事をして行く中で自分の理想とする保育の方針が徐々に定まってきます。ただし、園の保育方針や周りの保育士との意見の相違などによって、必ずしも自分の理想通りに行動できるとは限らないのが難しいところ。
あまりにも自分の理想とするものからかけ離れているものを押し付けられて、ストレスを感じてしまうこともあるかもしれません。このように、園の方針と自分の考えが一致しない場合、保育士をやめたいと考えることもあります。
新人の頃のように、都度保護者との関係に悩むことはなくなったとしても、扱いが難しい保護者は必ずいるもの。他の子どものことや園のことを全く考えられず、自分の子どもに対して気に入らないことをされた、他の子どもと諍いがあったなど、些細なことでもクレームとして訴えてくる保護者がいないとも限りません。
常にそのような保護者への対応に時間を取られるのも大きなストレスとなります。
例えば主任を任されるなど、なんらかの役職につくことが多いタイミングでもあります。そのポジションを任されることによってプレッシャーを感じてしまったり、周りの先輩保育士の目が気になることもあるでしょう。
あまりにも仕事が重荷に感じてしまい、保育士の仕事自体が辛く感じることもあるかもしれません。
「保育士をやめたい」と考えた時に、まずしておくべきことは「どうして自分ややめたいと思うのか」を冷静になって考えることです。理由を明確にすることで、自分が大切にしたいと考えていることがわかりますし、何より解決方法が見つかることもあるからです。
やめたい理由が明確になったら、自分の中で「何を優先したいのか」を考えてみてください。忙しい仕事に追われて、実は自分が大切にしたいことを後回しにしていることもあるでしょう。例えば自分のプライベートを優先したい、やはり保育士の仕事を優先したいなど、自分なりに答えを出すことができるはずです。
保育士を7年続けると、保育に関する多くの知識を得ることができていますし、子供や保護者への対処方法も身についているはず。これらの経験を捨ててしまうのは、単純に非常にもったいないと言えるのではないでしょうか。
また、例えば育休明けで仕事をやめたいと考えている場合には、ここで踏ん張って仕事を続けて行くことで、後輩保育士も「出産しても仕事は続けられる」と考えてもらえるかもしれません。
ですから、どうやったらこのまま仕事を続けられるのかを考えてみることも必要です。例えば自分が抱えている課題の改善が可能なのかを考えてみたり、周りの先輩や上司の姿を見る、時には実際に相談することで解決の糸口がつかめることもあるでしょう。
大切なのは「視点を変える」こと。自分の課題を客観的に見てみると、解決方法はすぐ近くにあるのかもしれません。
また、逆に今の時点でやめたらどんなメリットを考えて、続ける・やめるという選択肢を天秤にかけてみてください。
やめることによって今の悩みから解放される、また自分のプライベートを大切にできる、もっと良い環境の職場を探せるなど、いろいろなメリットが考えられます。
やめるメリット、続けるメリットを考えた上で、場合によっては保育士をやめるという選択肢をする必要もあるかもしれません。
保育士7年目でやめたいと考えたことがある人は少なくないでしょう。しかし、そこでやめる人・続ける人の2つのパターンがあることも事実。
保育士をそのまま続けた人の中には、「同僚や上司に相談してアドバイスをもらった」という人もいます。やはり、自分の悩みを客観的に見てくれる存在は大きなものです。それに、過去同じ悩みを抱えていた場合には、どのように解決したのか教えてもらえることもあるでしょう。
いざという時に相談できるように、日頃から周りとの関係を良好に保っておくことも大切です。
保育士7年目の人がやめたいと思う理由や、そんな時に考えたいことについてご紹介してきました。保育士の仕事は楽なものではありませんから、やめたいと感じることもあるでしょう。ただ、そんな時にはすぐに退職してしまうのではなく、一旦立ち止まってどうしてやめたいのか、解決方法はないのかを考えてみてください。
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引用元HP:株式会社メディフェア公式HP(http://medifare.jp/)
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